キャットハウス kivikisの作り方

オールハンドメイドのキャットハウスkivikis

高級メリノウールで全て手作りされたキャットハウスkivikis。

当サイトを運営する株式会社オーエフティーは、正規代理店としてリトアニアにあるkivikis社を訪問し、実際に作られている場所を見学してまいりました。

また見学だけではなく、実際にスタッフが作ってみて、より理解を深める体験をさせて頂きました。

①台紙にウールを並べる

この日、リトアニアの北西部の都市マジェイケイは大変快晴で、kivikisのスタッフさんにレクチャーを受けながら気持ち良く作業がスタートしました。

「キャットハウス kivikis」を作る際に石鹸水を多用するため、加工が施された作業台となっていました。

水がこぼれ落ちないように中央に集まる設計で、排水口を使って簡単に水を排出したり溜めたりと、ウールを加工しやすいように改良されている作業台です。

今回はスノーホワイトカラーの「キャットハウス kivikis」を作らせて頂くことになりました。

まず小判型の台紙に、内側のカラーである決められた量のグレーのウールを縦横と交差させながら、台紙が全て隠れるように丁寧に並べていきます。

②ウールに水分を浸透させる

ウールが麺棒に絡まないようにするため薄い布をかぶせた後、石鹸水をウールに満遍なくかけて、全体に水分を浸透するように麺棒で伸ばします。

中央から外へと、軽く麺棒を転がす感じです。

③余分なウールを取り除く

ここから本体をひっくり返して台紙からはみ出た部分を折り返します。

この時、部分的に多くなってしまった箇所はバランスを整えるためウールを取り除きます。

そして、台紙がすっぽり隠れてしまうように、①~③の工程を片面2回ずつ繰り返します。

また先ほど取り除いた部分は足りない場所などに重ねます。

④外面を作る

内面の生地が完成いたしましたので、次は外面です。

ここできれいなスノーホワイトのウールが登場します。

そして改めて、①~③の工程を片面2回ずつ繰り返します。

作業場は湿気と石鹸の香りで充満し、5月でしたが夏を思わせる暑さで、また常に手を動かし続ける作業はハンドメイドの難しさを感じさせました。

⑤フェルト化させる

全てのウールが重なり、石鹸水を含んでいるためずっしり重たくなりました。

ここから、より強いフェルトへと加工するため直接石鹸をこすり付けます。

まず机の排水口に蓋をし、水が溜まるようにしてから、先ほどの布よりも少し分厚い布で本体を包み、お湯をかけ石鹸を泡立ちやすくします。

ここで固形の石鹸を使って、布の上から直接こすり付け全体を泡立てます。

その後、片面200回を目安に両面全体が固くなるまでひたすら手でこすり続けます。

この作業を疎かにすると、生地にムラができてしまいます。

⑥穴を作る

ここで猫ちゃんの入り口のため、決められた大きさに裁断し穴を作ります。

すると穴から台紙がスポッと抜けました。

泡とシワだらけですが、ようやく「キャットハウス kivikis」の形が見えてまいりました。

⑦水分を絞ります

ここから成型をするために、ある程度の水分を手で絞ります。

kivikisの解説動画では、巻きすだれのようなものを使っておりましたが、今回は手で絞ります。

しかし水を含んだ生地は重く、分厚いため、二人掛かりで絞りました。

⑧シワを伸ばしたり、穴や全体の型を整える

ある程度水分を絞れると、ここからドーム型へとシワを伸ばします。

さらに穴の周りを強くこすり続けることで、穴の大きさの調整と耐久性を強くします。

これでウールのフェルト加工作業は終了です。

これまで作業開始から50分程度の時間が掛かりました。

熟練のスタッフでも30分は掛かるとのことです。

⑨水洗いと乾燥

石鹸を洗い流すため、まず洗濯機で水洗いと乾燥を合わせて50分を行います。

作業場ではいくつもの洗濯機がフル稼働状態です。

⑩中に風船入れて、膨らませる

洗濯が終わると次は、シワ取りと成形です。

キビキスの入り口に枠を取り付け、その中でビニール風船をエアコンプレッサーで力強く膨らませます。

⑪シワを伸ばす

しかしまだ多くのシワが残っているため、平たい棍棒で抑え込んだり、叩いたりして、シワを取りながらより綺麗な形に整えます。

これで成形作業は完了です。

⑫5日間乾燥させる

ビニール風船を入れて形を保ったまま、ひんやりとした乾燥室へ移動します。

ここで約5日間、乾燥させます。

冬は氷点下で凍ってしまうため、ボイラーをいくつも用意し、室温を維持しています。

⑬さらに3日間乾燥させる

5日後、風船を抜き、別の乾燥室でさらに3日間乾燥させます。

この乾燥のおかげでキビキスは常にかわいい形を保ちます。

⑭最後に形を整え、タグを付けをする

※スノーホワイトを作り始めましたが、乾燥のためここからはダークグレーで解説致します。

出荷前に1点ずつ形を整え、タグを付けていきます。

形を保つため、専用の箱にそのままの形で梱包されます。

ちなみに穴の横に取り付けられるフェルトの紐は、各スタッフに決められたカラーとなっております。

⑮完成

ついに完成です。

1つ1つ職人による手作りの「キャットハウス kivikis」は、完成までに約9日かかります。

さらにリトアニアからはるばる日本へ輸送され、みなさまのお手元にお届けされます。